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2021年04月29日

【ダビング専門家が教える】意外と簡単!ビデオテープ修理(8mmビデオ編)

ビデオテープを久しぶりに見ようとしたら再生できない。
もしかして、壊れたかもしれない。どうしよう。

いや、よく見たらビデオテープが切れていただけだった。
よかった、一安心。

でも、これだと再生できないなーー。
どうにか自分で修理できないのかな。

今回は自分でできるビデオテープのテープ切れの修理方法を解説していきます!

意外と簡単!ビデオテープ修理(8mmビデオ編)

テープ切れとはこのような状態です。

普段はテープが見えるのでですが、切れているとテープが中に入ってしまっていて確認することができません。

ビデオテープのテープ切れ修理動画

用意するもの

※ビデオテープ専用のテープもありますが、一般的なセロハンテープでも代用可能です。
※セロハンテープは一時しのぎです。

Amazon:ビデオテープ修復テープ

作業工程と時間

作業時間:約30分

①ビデオテープを開けて、テープを取り出す
②切れたビデオテープをセロハンテープで接合
③テープを戻して、ビデオテープを閉じる

カビ取りの工程とほとんど同じです。
カビを取るか、テープを接合するかの違いです。

解説していきます。

①ビデオテープを開けて、テープを取り出す

8mmビデオもVHSと同様に5本のネジがついています。
まずは、こちらを取っていきます。

注意!!

ビデオテープを開ける時は必ず表面から開けてください!

VHSと同様に中についています細かい部品の落下防止のためです。
必ずビデオテープを開ける際は表面から開けてください。

中はこのようになっています。

テープの取り出しはコツはありませんので、上から取れます。

まずは第1段階が終わりました。

②切れたビデオテープをセロハンテープで接合

テープ切れは裂けてきた場合や引っかかって切れた場合などさまざまです。
今回は裂けて切れています。
この状態で接合するのはなかなか難しいので、少し先っぽを切ります。

こんな風に横からまっすぐ切ってください。

ビデオテープを切ると映像に大丈夫なのか不安になると思います。
確かにあまりに長いテープを切ってしまうと映像乱れや音声ノイズが起きます。

しかし、心配には及びません!!

このくらい少しだと何も影響はありません。
影響があっても100分の1秒くらいと肉眼では感じることができないほんの一瞬です。
テープのシワシワの部分を残すと映像乱れの原因になります。

まずは片側にセロハンテープを半分つけます。
セロハンテープはテープの幅の長さくらい切り、内側に貼ってください。

続いてもう片方とくっつけてください。
ビデオテープの間に隙間ができないようにしてください。
多少テープが重なっても大丈夫です!!
もし、セロハンテープが横からはみ出していたら切ってしまいましょう。

セロハンテープはビデオテープの内側に貼ってください。
内側はビデオデッキと干渉しないので、映像再生の時に影響が起きないためです。

これで、接合は終わりです!
あとはテープを戻して、完了です。

③テープを戻して、ビデオテープを閉じる

テープを戻す時に丸印がついている部分は注意してください。

ここのかみ合わせがうまくいってない場合は再生することができません。
具体的に説明します。

かみ合っている状態

テープのギザギザしたところとかみ合っていることがわかります。

かみ合っていない状態

丸印のYのようになっているところがかみ合っていません。
これはうまくいっていません。

指で上から押してかみ合わせしてください。

表面のふたを被せる際は、テープをかまないようにパタパタする部分を指で支えながら、上から被せてください。

かみ合っているのを確認ができたら、指を離して構いません。

裏面のネジを5本止めたら、完了です。

まとめ

難しいように思える作業ですが、構造は単純な作りになっています。
自分で行う時は、部品をなくさないように注意してください。

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