2020年05月25日
あなたは使い分けできていますか?SSDとHDDの違い

パソコンを操作する中で、重要視されるのがデータファイルの扱いです。
パソコン上でもデータは保存できますがデータを持ち運びしたり、誰かに渡したい時に使うのが外付けの保存媒体(メディア)です。
以前は「HDD」というのが主流でしたが最近だと「SSD」というものが徐々に使われ始めています。
この「HDD」と「SSD」の違いをまとめました。
HDDとSSDの違い
比較 | HDD | SSD |
記録媒体 | 磁気ディスク | フラッシュメモリ |
サイズ | SDDより大きい | HDDより小さくて軽い |
容量に対しての価格 | 大容量の物があって安い | HDDよりも割高 |
処理速度 | 速度はSDDに劣る | 転送速度が速い |
作動時の音 | ディスクの回転音がする | ほとんど無音 |
電力や発熱 | 電力消費が大きい | 発熱、消費電力が少ない |
耐久性 | 構造上弱い | 構造上強い |
寿命 | SDDよりは劣る | HDDより長い ※使い方次第 |
HDDとは・・・

HDDはHard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略で、 内蔵された磁気ディスクが回転し、磁気ヘッドで特定の場所にアクセスすることによって、データを読み書きする機械です。
HDDの特徴
値段で考えると安いですが、機能ではSSDに劣ります。
形や大きさなどがさまざまあってデザインが豊富。
SSDとは・・・

SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略で、HDDと同様の記憶装置です。USBメモリのように内蔵されたメモリーチップにデータを保存したり、読み書きする機械です。
SSDの特徴
機能面ではほとんど勝っていますが、値段が割高です。
処理速度がHDDと比べて2倍以上速い。
ストレスが少なく、スムーズに作業ができます。
今後の動向
どんどんSSDの使用状況は増えていくと思います。
SSDが登場したときには容量あたりの単価がHDDと比べて非常に高額でしたが、2016年以降はその差も縮まってきたことで、SSDを導入したパソコンも増えてきています。また、SSDには高い耐衝撃性と耐振動性があるために、ポータブルSSDの需要も高まってきています。
HDDは機械駆動式という構造なので、どうしても耐久性に難があり損傷しやすい部分があります。ただ、大容量の記憶媒体という点では、まだまだHDDのほうが上回ります。
SSDには寿命がある
SSDの転送速度はHDDと比較すると非常に高速です。SSDの転送速度が速い大きな理由としては、機械的な待ち時間が存在しないことが挙げられます。
そんな高速データ転送が可能なSSDですが、実は「書き換え寿命」が存在します。
SSDに用いられている「フラッシュメモリ」のデータを記録する最小単位をセルと呼びますが、このセルは徐々に劣化を起こします。一般的な「NANDフラッシュメモリ」の場合、セルはおよそ1千~1万回程度の書き込みと消去で寿命に達します。 毎日頻繁に大量のデータを書き換える場合などはHDDを選択しましょう。
一般的に使う分にはそこまで気にすることでもありません。
仕事などで頻繫にデータの移動する方は覚えておいて損はないと思います。
まとめ
データを保存する場所としての用途は同じですが、構造や特徴に大きな違いがあります。容量や価格、適している用途も違うので、目的に合ったものを購入して使用しましょう。新しくパソコンを購入する方は、内蔵ストレージがどちらのタイプなのかを確認するといいでしょう。
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