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2020年05月27日

【ダビング専門家が教える】注意!miniDVのダビング方法について

miniDVはビデオテープの中で比較的に新しいテープです。
録画方法や技術が発達して様々な記録方式ができるようになりました。

今回はあまり知られていないSPモードとLPモードの記録方式についてお話します。

きれいな映像でダビングできないのはこの2つの記録方式の違いのせいかもしれないしれません。

miniDVとは・・・

サイズ縦4.8cm×横6.6cm
    厚み1.7cm

手のひらに収まるくらい小さなテープです。

テープの詳細はこちらを参照ください。

SPモード(標準モード)

miniDVの記録方式で一般的なモードです。
基本的に再生機を選ばずに、映像を再生することが可能です。
ブロックノイズやサウンドノイズなどの映像や音声の乱れが生じず、安定してダビングすることができます。

LPモード(長時間モード)

別名、長時間モードといいましてSPモードよりも長く録画することができます。
録画時間はSPモードよりも1.5倍長いです。
例えば、60分の録画できるテープでしたら、90分間録画できます。
単純に60分×1.5倍の計算です。

ぱっと見は録画時間が伸ばせるかもいいと思いますが、それにはデメリットがあります。

①撮影したビデオカメラ以外では再生保証されない

撮影したビデオカメラでテープを再生すると問題なく再生できます。
しかし、それ以外のビデオカメラやminiDVの再生機をしようすると、機材によってはちゃんと再生できない場合があります。
例えば、音声が飛んだり、映像が乱れてきれいに再生できないなどの症状です。

これは録画時間を伸ばせる代償として起こってしまいます。
全ての機材でノイズや乱れがでるわけではなく、出やすい傾向があります。
そういった場合の時はテープの劣化や損傷のせいではないかもしれません。

②録画した後では記録方式の変更はできない

残念ながら、録画した後ではSPモードをLPモードに、LPモードからSPモードといった変更はできません。録画した時の記録方式で残すしかありません。

miniDVの映像を残すにはどうしたら・・・

録画したビデオカメラが壊れて手元にない方がいるかもしれません。
「それがないときれいに映像を残すことができないのですか」

心配ありません!!LPモードのminiDVを再生できる業務用の再生機があります。

LPモード対応のSONY DSR-2000

こちらがLPモード対応の再生機です。
LPモードは業務用の再生機でも再生できる機械が少なく、唯一再生できる機材とも言われています。
SONY DSR-2000

いまでは流通量も少なく、持っているダビング業者も限られてくるのではないでしょうか。

デジタル・ダビングの対応

当店でもこちらの機械は揃えています!
ですので、SPモード、LPモード関係なくダビングすることができます。

ただ、注意がございますがこちらの再生機でダビングすれば必ずきれいにダビングできるわけではありません。中には、多少の映像ノイズや音声ノイズが発生してしまうテープもあります。ダビングできるかどうかも再生してみないとわかりません。

しかし、ほとんどのLPモードのテープはダビングできますので心配には及びません。

ぜひとも、miniDVのダビングでお困りでしたら相談してもらえたらと思います。

【思い出のビデオテープ奥にしまったままではないですか!?】

子どもの成長記録や結婚式、旅行の思い出など。ビデオテープには寿命があるため、思い出がなくなるかもしれません。大切な記録は残しておきましょう!

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